人気ブログランキング |

ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
by jicperformingarts
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ

タグ:マリインスキー劇場 ( 155 ) タグの人気記事

11/4 マリインスキー劇場 「ジュエルズ」

“エメラルド” アレクサンドル・セルゲイエフ / オレーシア・ノヴィコワ
“ルビー” イルマ・ニオラーゼ / アンドリアン・ファジェーエフ
“ダイヤモンド” アリーナ・ソモワ / ダニラ・コルスンツェフ


  朝公演なのになぜかほぼ満席でした。みんな朝早くからお疲れ様です…。
  第1部は“エメラルド”。期待の若手ペアということで、緑の衣装がピッタリですがすがしかったです。他にもダリや・ヴァスネツォワのソロが、牧歌的な透明感があって癒されました。
  第2部の“ルビー”では準主役のエカテリーナ・コンダウーロワが眩しかったです。彼女はクールな雰囲気に反して、とてもおっとりした動きをするダンサーなので、そこは作品とミスマッチなんですが、その分新鮮な魅力がありました。
 第3部“ダイヤモンド”では、ソモワがこの作品を踊るには淑女然とした雰囲気に欠けるのは確かなものの、丁寧に踊っていて好印象でした。というか、彼女の苦手とする回転・細かいステップなどの技巧が終盤以外あまりないので、元々彼女の持ってるラインの美しさが活かされた格好です。ただやっぱり、終盤の乱れっぷりがすごくて(笑)もうちょっとテクニックに余裕があればなあと思いました。
by jicperformingarts | 2007-11-04 14:32 | 公演の感想(バレエ)

11/2 マリインスキー劇場 「Kings of the Dance(ダンスの王様)」

ヨハン・コボー(デンマーク)
アンヘル・コレーラ(スペイン)
ニコライ・ツィスカリーゼ(ロシア)
イーサン・スティーフェル(アメリカ)
(ドリトリー・グダーノフ、ニーナ・カプツォーワ;ロシア

 
 それぞれのダンサーはよく個別に日本に来ているのでおなじみですが、全員集合して一つの作品を踊るとなると見逃せない!ということで行ってきました。 クラシックではなくて現代作品のガラ、それも豪華キャストということで、ペテルブルクの観客の反応は熱狂的でした。
 第1部は“FOR 4で、文字通り4人が勢ぞろいする中、コレーラがドリルのような回転で一番の喝采を浴びてました。第2部は「レッスン」という一幕物のブラック・コメディです。ダンス教師役のツィスカリーゼの変態っぷりは、それはそれは恐ろしかったです。そして第3部は4人がそれぞれソロを踊ると言う構成。
 現代バレエといっても、どれも難解な印象はなくて、脂ののり切ったスターたちが洗練されたテクニック・表現力を披露するという印象で、観客へのアピールがすごかったです。いろいろ感想はつきないのですが、個人的にはスティーフェルが第3部で踊った“PERCUSSION Ⅳ”が文句なしにカッコよかったです。
by jicperformingarts | 2007-11-02 14:25 | 公演の感想(バレエ)

11/1 マリインスキー劇場 「オテロ」初演

オテロ/ウラジーミル・ガルージン
デズデモーナ/イリーナ・マターエワ 
イアーゴ/セルゲイ・ムルザエフ

 
 オペラでこの作品を観るの時は、母語で観るならともかくも、小説などで予習をきちんとしておくべきだと実感しました。でないと、夫「お前浮気してるだろ」、妻「してないわ」のやり取りを3時間近く繰り返した後、「やっぱ信じられん!」と言って妻をキュッと殺してしまう、というとても恐ろしい作品だという印象だけが残ります。
 主役は国民的歌手のウラジーミル・ガルージン。とてもエキセントリックで引き込まれます。個人的に嬉しかったのは、マターエワが美しかったこと(笑)デズデモーナというにはちょっと女の貫禄ありすぎかな?という気はしますが、それでも声の美しさで十二分にカバーしてました。マリインスキーは美人(しかもスレンダー)のプリマドンナが多いので、ドラマチックな作品でも違和感なく楽しめます。
 最後に演出に関して。最近のマリインスキーの傾向どおり、決して正統派の演出ではありませんが、城壁を模した装置で巧くコーラスと主役の距離を取るなど、程よく簡素、程よく奇抜で趣味はいいと思います。

 
by jicperformingarts | 2007-11-01 14:19 | 公演の感想(オペラ)

10/28 マリインスキー劇場 「海賊」 

メドーラ/ ソフィア・グメロワ 
コンラッド/ダニラ・コルスンツェフ
アリ/レオニード・サラファーノフ
ギュリナーラ/アナスタシア・コレゴワ


 アナスタシア・コレゴワがお目当てで行った公演です。なるほどたたき上げというだけあって、優雅さはマリインスキーの中にあってはさほどでもないものの、意識してレッスンしないと出来ないような動きをサラッとやるので、好印象でした。
 今日の一番人気はサラファーノフで、切れ味のよい超絶技巧で客席を沸かせてくれました。とはいえコルスンツェフもグメロワをクリアに9回転まわしていて、負けてないな~と思いました。彼は本当にサポート上手です。こんな感じで、主役4人がそれぞれ様々な持ち味で、全体にバランスの良い公演でした。
by jicperformingarts | 2007-10-28 14:05 | 公演の感想(バレエ)

3/12 マリインスキー劇場 『バヤデルカ』

ダリア・パヴレンコ
イーサン・スティーフェル
エルヴィラ・タラソワ


 第3回マリインスキー国際バレエ・フェスティバルもいよいよ大詰めというこの公演は、ヴィハレフ復元版『バヤデルカ』でした。セルゲイ・ヴィハレフが19世紀当時を復元したというものですが、『眠れる森の美女』同様、踊りはかなり少なかったです。当然、その分マイムが増えるのですが、逆にそこが面白い所もありました。具体的には、舞姫ニキヤが、恋敵にあたる王女ガムザッティに呼び出され、いつの間にか直接対決となるシーンです。呼びされた時、ニキヤは戦士ソロルとの仲をガムザッティが知っているとは知らないのですが、まず、ガムザッティがそれはそれは愛らしく、「私、もうすぐ結婚するの。あなたその時祝福の踊りを捧げてくれる?」と聞き、ニキヤが「喜んで」と言ったところで、「これが私の婚約者よ」と言ってソロルの肖像画を突きつける、という感じで、なんてえげつない(笑)

 まず、主役のパヴレンコですが、表情はしっとりしていて良かったです。ただ、踊りそのものに奥ゆかしさが今ひとつ…なので、少しちぐはぐな印象を受けました。
 一方、アメリカン・バレエ・シアターからのゲスト、イーサン・スティーフェルは持ち前のテクニックの華やかさに加え、体型も上手く絞って、長身で筋骨逞しい堂々たる戦士振りでした。ヴィハレフ版では、短いソロが2~3回、まともなソロは、4幕(最終幕)に一回のみ、という感じなので、その最終幕のソロは非常に気合いが入っていました。ただ、復元版の衣装はその気合いの入った踊りにはあまりにも窮屈なのか、跳躍したはずみに、帽子(アラビア風の金銀宝石がシャラシャラ縫いつけられた布製の帽子をイメージして下さい)の金飾りがパアーっと散ってしまいました。ハプニングと言えばハプニングなのですが、その瞬間がとても印象に残っています。
 王女ガムザッティを務めたのは、既にベテランとも言えるタラソワです。悪役ではあるのですが、ソロルの愛を得られないことを悟っているような、聡明なガムザッティ像に好感を持ちました。洗練された軽やかな踊りは、王女の品格に相応しく、フェッテはスピードが速く、ピタッと止まっていました。

 その他、この日影の王国のトリオを踊ったのは、オレーシア・ノヴィコワ、タチヤナ・トカチェンコ、アリーナ・ソーモワ。個人的には、ノヴィコワの上体の引き上げっぷりに感心しました。トカチェンコは、影らしからぬ迫力があり、ソーモワはどこか機械的というかカクカクした印象でした。あと、マヌーを踊ったオブラスツォーワは、くりくりしていて可愛いの一言につきます。
 
by jicperformingarts | 2004-03-13 19:00 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)


検索
リンク集
■JIC旅行センター
メインページ
■JICトピックス■~ロシア・旧ソ連の情報あれこれ~
エンターテイメントのページ

■バレエ/オペラ
ボリショイ劇場
マリインスキー劇場
モスクワ音楽劇場
ノーヴァヤ・オペラ(モスクワ)
ミハイロフスキー劇場
エカテリンブルク国立劇場
ペルミ国立劇場
ノヴォシビルスク国立劇場
タタール国立劇場(カザン国立歌劇場)
バシキール国立劇場(ウファ)
サマーラ国立劇場
チェリャビンスク国立劇場
サラトフ国立劇場
クラスノヤルスク国立劇場
ボロネジ国立劇場
ニジニ・ノヴゴロド国立劇場
ロストフ国立音楽劇場
アストラハン国立劇場
チュバシ国立劇場
オムスク国立音楽劇場
国立ブリャート歌舞劇場
コミ共和国国立劇場(スィクティフカル)

カザフスタン国立オペラ劇場
アルメニア国立オペラ劇場
リヴィヴ国立オペラ劇場(ウクライナ)

エルミタージュ・バレエ
クレムリン・バレエ
モスクワ・シティ・バレエ
エイフマン・バレエ
タッチキン・バレエ
ヤコブソン・バレエ(サンクト・ペテルブルク・アカデミー・バレエ)
パンフィーロフ・バレエ

■コンサート
モスクワ音楽堂
チャイコフスキー記念モスクワ・コンセルヴァトーリア
チャイコフスキー記念コンサート・ホール(*Moscow Philharmonic Society)
ボリショイ・ザール(*マールイ・ザールと共通)

■その他(編集中)
サンクト・ペテルブルク国立児童音楽劇場
アレクサンドリンスキー劇場
マールイ・ドラマ劇場
ヴォルコフ・ドラマ劇場(ヤロスラヴリ)

タグ
Twitter
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧