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ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
by jicperformingarts
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7/14 アレクサンドリンスキー劇場 『白鳥の湖』

 (キャスト不明)

夏のロシアといえば、観光シーズンであり劇場オフシーズン。 観光も楽しみつつ、舞台芸術も満喫するにはどうすれば、ということで夏のサンクト・ペテルブルクに行き、観光客をターゲットにしたバレエ公演を2回観てきましたので、その感想です。2日目は、本来はドラマ劇場であるアレクサンドリンスキー劇場で、毎年夏に行われているバレエの貸し館公演です。踊っているバレエ団は一定しません。この日は、サンクト・ペテルブルク・バレエ・アカデミーの公演でした。

 一番安いチケットで500ルーブリ(≒2300円)、パンフレットは120ルーブリ(≒550円)ということで、観終わってのバレエファンとしての感想は「許容範囲であるけれど、でも高い」です。衣装・装置も寂しさは感じさせない水準で、ダンサーの見栄えもそこそこでした。踊り出すとさすがにマリインスキー劇場のようにはいきませんが、ネタになる位ひどい人もいなかったです。
 ただ配られたキャスト表を見ると、基本的にWキャストなのか、各役2人ずつ記載されていたので、個人名が特定できませんでした。

  全体の印象としては、多少ウケ狙いに走りすぎの感があり、あざとさがありましたが、逆にこのくらい強烈にアピールしてくれる方が、わかりやすいし観てて楽しいのかもしれません。
  具体的には、まずオディール(黒鳥)のミエの切り方、指先の使い方が鋭すぎだったりというところでしょうか。目線はふんだんに活用しててよかったので、悪いパフォーマンスだったとは思いませんが…。
  その他演出ですと、例えばロッドバルド風のオジサンが4人登場するところとか、王子がオディールに騙されて愛を誓った途端オデット自ら舞台に登場して、「あなた私に愛を誓ったくせに」みたいなマイム(ジェスチャー)をするところです。ここはとっても恨みがましげで、ある意味よかったです(笑)
by jicperformingarts | 2008-07-14 20:00 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

7/13 マリインスキー劇場 『バヤデルカ』

ヴィクトリア・テリョーシキナ
イーゴリ・ゼレンスキー
エカテリーナ・オスモルキナ


夏のロシアといえば、観光シーズンであり劇場オフシーズン。 観光も楽しみつつ、舞台芸術も満喫するにはどうすれば、ということで夏のサンクト・ペテルブルクに行き、観光客をターゲットにしたバレエ公演を2回観てきましたので、その感想です。まずはマリインスキー劇場で毎年5月~7月に企画されている“白夜祭"からです。

 実は夏のロシアに行くのは初めてだったので、夏の劇場も初めてです。客席が満席だったのは、“白夜祭”だからなのか、この日出演予定だったスヴェトラーナ・ザハロワ(結局降板しました)の功績かはわかりません。
 そのザハロワの 代役は本来はガムザッティ(主役ニキヤの恋敵にあたる領主の娘という役です)を踊る予定だったテリョーシキナ。繰り上がりでガムザッティ役はオスモルキナになりました。「逆鱗に触れたら最後骨まで焼き尽くされそう」な男前テリョーシキナのガムザッティが楽しみだったので、少し残念ですが、その分ニキヤ役とガムザッティ役の力量の均衡が取れていて、見応えはありました。激戦でした(笑)

  その実力には定評があるテリョーシキナなので、テクニックについては敢えて今更褒めることも…という感じなのですが、2幕終盤に毒蛇に噛まれてからの演技が、あ、いいな、と思いました。全幕でこの作品を観ると、いつも解毒剤を勢いよくカッツーン!と投げ捨てている彼女ですが、今回は絶望のあまり(半ばやけっぱち?)というよりも、自分は敢えて死を選んだという明確な意思表示に感じられました。凛とした美しさがあったと思います。
 
  対するオスモルキナもとっても怖くて素敵でした(笑) 一幕の最後に「ニキヤを絶対に殺してやる」と誓う場面では、マイム(ジェスチャー)がかなり早かったのですか、ソリストとしての風格が出て来たということでしょうか、音が余ったと感じさせることなく、幕が下りるまで客席を緊張感で満たしてくれました。
  ある意味主役のニキヤよりもテクニックが求められる役ですが、極彩色の舞台装置の中で群舞を従えて超絶技巧をこなす彼女は輝いていました。
  
  ソロルはこの劇場で久々に踊ったゼレンスキーですが、こんな二人の間で板挟みとは、なんてうらやましい。でも、跳躍も高かったし、リフトはスワロー(肩に担いだ女性がツバメに見えることからこう命名されたリフトです)もスムーズにこなしていました。さすが板挟まれるだけのことはある(笑) 

  『バヤデルカ』婚約式の場面といえば、いつもワガノワ・バレエ学校の生徒が出演して華を添えてくれているのですが、この日はバレエ学校が日本公演中だったため、舞台の上が少し寂しかったです。黄金の仏像が踊る時には、代わりに劇場所属の群舞が踊りました。振付けは…多分その場しのぎだったと思います。。。
by jicperformingarts | 2008-07-13 19:00 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)


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