人気ブログランキング |

ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
by jicperformingarts
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ

1/26  マールイ・ドラマ劇場 カルロ・コッラ人形劇場による「シェヘラザード/ペトルーシュカ」

 イタリア・ミラノから来たマリオネット劇団による公演です。バレエ「シェヘラザード」のイメージが強かったので、どんなものなんだろうという好奇心から観て来ました。
 まずその「シェヘラザード」ですが、あらすじがそもそもバレエとは別物で、牢屋で出会ったシンドバットとカレンデール王子がそれぞれの身上を物語る、という回想形式で進みます。なので大雑把に言って2部構成で、前半がシンドバットの話なのですが、こちらはオペラ「サトコ」によく似ているのでロシア版「浦島太郎」という感じ。
 そして後半のカレンデールの身の上話は「婚礼直前の姫君に偶然出会って恋に落ちて、彼女もそれに答えるけれどどうにもならず、婚礼行列をかき分けて(衆目の中)姫君に想いを告げたら不敬罪で投獄」とのこと。しかも彼は最後に斬首に処せられます。繊細な装置・衣装、そしてリムスキー=コルサコフのあの音楽がピアノ演奏という、とても美しい世界だったので、この際「王子なのに不敬罪??」なんてことは考えないようにします。
  そして2演目めの「ペトルーシュカ」ですが、こちらは印象薄です。ペトルーシュカ(道化の人形)がバレリーナ人形に恋をするけれども相手にされず、 しかもニグロの人形にはいじめられ、でも大団円という微妙なあらすじというせいもあるのですが、もともと人形を人形が演じても…、という本質的な理由も大きいと思います。とはいえ、サンクト・ペテルブルクを舞台にしたこの演目、装置は絶品なので、極上の三次元紙芝居を観ているようでした。
 大人向けのマリオネット劇場を観るのは初めてですが、生身の人間でなくマリオネットが演じているだけに、「突然魚が現れて、シンドバットを乗せて陸の世界へ連れて行く」とかなどの現実にはありえない演出は逆に自然に見えます。それから、日本の文楽とは違って全く言葉のないドラマなので、細かい設定や心情を表現するのは難しいのですが、あらすじが普遍的な分、ストレートでいいなと思いました。
by jicperformingarts | 2008-01-26 15:00 | 公演の感想(その他)
<< 1/29  マリインスキー劇場... 1/13  マリインスキー劇場... >>


検索
リンク集
■JIC旅行センター
メインページ
■JICトピックス■~ロシア・旧ソ連の情報あれこれ~
エンターテイメントのページ

■バレエ/オペラ
ボリショイ劇場
マリインスキー劇場
モスクワ音楽劇場
ノーヴァヤ・オペラ(モスクワ)
ミハイロフスキー劇場
エカテリンブルク国立劇場
ペルミ国立劇場
ノヴォシビルスク国立劇場
タタール国立劇場(カザン国立歌劇場)
バシキール国立劇場(ウファ)
サマーラ国立劇場
チェリャビンスク国立劇場
サラトフ国立劇場
クラスノヤルスク国立劇場
ボロネジ国立劇場
ニジニ・ノヴゴロド国立劇場
ロストフ国立音楽劇場
アストラハン国立劇場
チュバシ国立劇場
オムスク国立音楽劇場
国立ブリャート歌舞劇場
コミ共和国国立劇場(スィクティフカル)

カザフスタン国立オペラ劇場
アルメニア国立オペラ劇場
リヴィヴ国立オペラ劇場(ウクライナ)

エルミタージュ・バレエ
クレムリン・バレエ
モスクワ・シティ・バレエ
エイフマン・バレエ
タッチキン・バレエ
ヤコブソン・バレエ(サンクト・ペテルブルク・アカデミー・バレエ)
パンフィーロフ・バレエ

■コンサート
モスクワ音楽堂
チャイコフスキー記念モスクワ・コンセルヴァトーリア
チャイコフスキー記念コンサート・ホール(*Moscow Philharmonic Society)
ボリショイ・ザール(*マールイ・ザールと共通)

■その他(編集中)
サンクト・ペテルブルク国立児童音楽劇場
アレクサンドリンスキー劇場
マールイ・ドラマ劇場
ヴォルコフ・ドラマ劇場(ヤロスラヴリ)

タグ
Twitter
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧