ロシア:劇場のしおり |
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エフゲーニヤ・オブラスツォーワ アルチョーミィ・ベリャコフ オブラスツォーワは、ボリショイ・バレエにあっては決して体格に恵まれた方ではありませんが、腕・トルソー・脚と、身体全体でどういうラインを作れば一番美しく見えるか、という研鑽の放つ輝きがありました。クラシックとしての自然な演技力もあり、目覚めの場面など、オペラグラスで表情を追いたくなりました。 ベリャコフは本日デジーレデビューでしたが、だいぶたくましくなっていて嬉しい驚きでした。跳躍やアラベスクなどのポーズの美しさは言うに及ばず、何気ない所作や、細かいつなぎにも神経が行き届いていました。第3幕のソロは、もう少し勢いというか、音楽に負けない筋が通ったパワーが欲しいですが、それもこれから充分期待が持てそうです。 リラの精はマリア・ヴィノグラードワ。技術的には、もしかしたら昼公演のトリコースの方がよかったかもしれませんが、デジーレを森へ導く場面やアポテオーズで見せる貫禄は、狂言回し役にふさわしい存在感でした。主要ダンサーのバランスは、この回が一番調和取れていたかもしれません。 青い鳥は、エリザベータ・クルテリョーワとイーゴリ・ツヴィルコ。クルテリョーワは脚はスパスパ爽快に上がり、達者ではありますが体操っぽく、おとぎ話らしさは今ひとつでしょうか。ツヴィルコは、アントルッシャは腰がブレていましたが、ブリゼはきれいでした。何よりいきいきした跳躍をジャンプを観て、もうこれでいいやーという気になりました。 そのほか、シンデレラのクリム・エフィーモフの、後ろに伸ばした脚がふわーっときれいな跳躍が眼福でした。教師のヴェトロフの指導の賜物でしょうか。 また、ダイヤモンドのダリヤ・ボチコワが軽やかなシソンヌでよかったです。あとは、サファイヤ役のヤニーナ・パリエンコ、白猫役のユリヤ・スクワルツォフのアームス(腕)が美しく、うっとりです。
by jicperformingarts
| 2019-05-16 19:57
| 公演の感想(バレエ)
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