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ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
by jicperformingarts
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2012.06.23 マリインスキー・劇場「ワガノワ・バレエ・アカデミー卒業公演」

ワガノワ・バレエ・アカデミーはマリインスキー付属のバレエ学校ではないのですが、現在も劇場と強いつながりがあり、毎年卒業公演をマリインスキー劇場で行っています。

第一部「マドリガル」
ナチョ・ドゥアトがワガノワ・バレエ・アカデミーのために制作した作品で、16人の生徒によって踊られます。メランコリックな音楽を題材にクラシックの技巧を使って構成されていて、「ほんのちょっと背伸びしてみました」という生徒の初々しさが上手く引き出されてるなあと思いました。
学生のうちはまだサポートが不安定なことが多いせいか、パ・ド・ドゥを踊った生徒よりも、一人で踊ってる男の子(男3人のパ・ド・トロワ含む)の方が軒並みイキイキしていたような(笑)

第二部「小品集」
「クラコヴィヤク」
オペラ「皇帝に捧げし命(イワン・スサーニン)」から民族舞踊の場面です。白系統の衣装がきれいでした。センターの2人に8人の上級生、そしてそれより年少の生徒たちという構成です。

「エチュード」
スクリャービンの音楽に合わせてイーゴリ・ラリオノフが振付けた現代バレエですが、アンゲリーナ・グリゴリエワは音楽の激しさに表現力がまだ追いつかないようでした。

「人形の精」
ソフィヤ・イワノワはむちむちしていますが、アティチュード・ターンもポワントから降りるまでなめらかだし、アティュード・ドゥヴァンのフェッテも安定してたので、あの筋肉は伊達じゃないのね、と思いました。ハレーキン二人(イリヤ・ボイコフとスタニスラフ・アルセニエフ)はどちらがどちらかわかりませんでしたが、泣き顔メイクの男の子の方が雑ながらも華がありました。一方、もう一人のおてもやんメイクの男の子は、将来小ネタキングになりそうな素質を感じました(笑)

「お嬢さんとならず者」よりならず者のヴァリエーション
個人的にはこれを踊ったアントン・チェイダが一番気に入りました。ガンガンなショスタコーヴィッチの音楽、やさぐれモードな振付をよくここまで味方につけたと思います。ザンレールの着地がなかなかポジションに収まらないなど、気になる個所もありましたが、高いジュテなど、見栄えのするテクニックも持っています。

「カルテット」
ドミトリー・ピモノフ振付の現代作品ですが、非常に力技なエンディングにちょっと失笑…(すみません)。ヴィオレッタ・ジロワの高速ピルエットがすごかった。

「アレルキナーダ」よりパ・ド・ドゥ
アリーナ・ヤセンコは、跳躍は大きかったですが、全体的に印象うすでした。セリック・ナクィスペコフはやや小柄でキレのいい回転や、ものすごくしなるつま先など武器が多そうな少年で、自信あふれる踊りを披露してくれましたが、まだまだコンクールっぽい踊りでした。

「幻想舞踏会」
ショパンの音楽にブリャンツェフが振付けた作品です。ロマン・ベリャコフはとても地味だったのですが、すらりとした体型やパートナーに対する注意力など、今回観た卒業生の中では、一番プリンスとしての素質がありそうでした。

「タリスマン」
女の子の中では、これを踊ったアリーナ・ヴァレンツェワが一番華やかだったかなと思います。腕の動きや目線など、一番プロっぽかったのも多分彼女です。容姿にも恵まれ、脚もそれはそれは高くあがるのですが、ただそのおみ脚が映えるアラベスクなどのポーズはまだまだ研究途中なのか、そこは今後に期待です。
エルネスト・ラティポフも、高い跳躍などテクニックに恵まれた生徒ですが、その割にアクが強くなくさわやかなので、今後が楽しみだと思いました。

第三部「“海賊”より花園の場」
紫のチュチュで、いわゆるメドーラのヴァリエーションを踊った少女がアナスタシア・ソルギナ、だと思ったのですが、キャスト表ではギュリナーラとなっているので混乱しています(笑)そしてキャスト表でメドーラとなっているのがイギリスからの留学生のイザベラ・マグワイヤ=メイス。
ともかく、紫のチュチュの女の子がセンターだったのですが、とてもきゃしゃな子で、その分パワー不足かなと思いました。肩の力はいい具合に抜けていて優雅(?)だったのですが…。プレパラシオン(助走)で加速したまま踏切ればもっと華やかなジュテになるのに、と思いました。
by jicperformingarts | 2012-06-24 02:39 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)
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