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ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
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2011.10.13 モスクワ音楽劇場「ドン・キホーテ」

ナタリア・ソーモワ
ゲオルギー・スミレフスキ


 ヴァレリー・レヴェンターリ美術で「ドン・キホーテ」の新制作でした。新制作とはいっても、演出そのものに変更はないようです(ゴールスキー版、アレクセイ・チチナーゼ改訂版(1981年))。レヴェンターリといえば、日本の観客には、ミハイロフスキー劇場のプロダクションの方で聞き覚えがあるかもしれませんが、ミハイロフスキー劇場と仕事をするようになったのはここ数年で、もともとはモスクワを中心に活躍している舞台美術家です。モザイク画のような、とりどりの鮮やかな色を組み合わせた美術が特徴、と思っていたのですが、今回はどちらかというとシンプルで意外でした。
 全体を通して色数はかなり抑えてますし、装置も酒場の場面以外はほぼバックドロップのみです。というものの、特に夢の場のバックドロップの美しさは特筆です。雲から日光がさしているところを描いているのですが、本当にスモークが焚いてあるのかと思いました。本物のようでも実は絵画がなので、当然スモーク(雲)は全然動かないのですが、それがまるで時間がとまったかのような不思議な感覚を演出してくれました。このバックドロップの美しさが最大限ひきたつように、ドゥリアードたちの衣装も2色だけです。ドゥリアードの女王はグレイなのかアイスブルーなのか、上品でした。

 実はダンサーよりも美術がお目当てだったので、長々感想を書いてしまいましたが、ダンサーも見ごたえがありました。
 ソーモワは、華やかなテクニックをもっているという自信がまぶしかったです。スミレフスキは、この人を舞台で観るようになってからもうかなり経ちますが、まだまだ若々しいです。狂言自殺の場面では、瀕死の振りしてガマーシュに足掛けを食らわせていて、新技!と思いました。
 ドゥリアードの女王はマリア・セメニャチェンコ。ウクライナ出身の彼女は、同じワガノワ・メソッドの素地があってもマリインスキーの曲線美とはまた違ったしなやかさなのですが、あの透明感は絶品です。
 エスパーダは、ドミトリー・ハムジンでした。結構好きなダンサーなので、一幕は意外にもさっとしていてアレー?と思ったのですが、酒場の場面ではキメキメで安心しました(笑)動きの一つ一つに重量感があるのにスピードがあります。そして衣装は黒地にシルバーの刺繍がシャープでした。
 大道の踊り子は、アナスタシア・ペルシェンコーワ。踊りもメイクも派手で、「誰!?」と思い、幕間を待たずにキャスト表をチェックしてしまいました。ローザンヌ・コンクールにも出場していたので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
by jicperformingarts | 2011-10-20 00:12 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)
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