ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
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タグ:白鳥の湖 ( 8 ) タグの人気記事

2017.02.26 モスクワ音楽劇場バレエ『白鳥の湖』カルダシュ&ミハリョフ

オクサーナ・カルダシュ
イワン・ミハリョフ

 オクサーナ・カルダシュが好きなので行ってみました。お気に入りのダンサーだからというのもあるのでしょうか、とても満足度が高い公演でした。

 カルダシュはふくらはぎなど筋肉はしっかりしており、ザハロワに代表される、しゅるんとした蔦のような造形美とはまた違いますが、鍛え抜かれたアスリート的な身体の曲線はそれはそれで美しいです。2幕(1幕2場)のアダージョでは、王子と目が合う寸前で目を逸らす一方(アダージョ後半では少し目が合うようになるのですが)、オディールの時は王子を凝視する対比が心憎いです。基本的にオデットもオディールも無表情気味なのですが、オディールの時は、笑みを浮かべる一歩手前で止めているような、全然違う印象の表情でした。第4幕では、演出の妙もあるのでしょうが、許しを乞う王子を無視して立ち去ろうとするが、見捨てきれずに戻ってきて絶望に支配されつつも許しを与えるところも、大げさな表情の演技はありませんでしたが、マイムの間も含め、味わい深さがありました。
 32回フェッテは後半はシングルのみなのでスーパーテクニックがあるわけではありませんが、第2幕のソロでは、左右対称にデヴェロッペも上がるし、ポーズ一つ一つでぴたりと止まれるポワントの強さもあり、全幕通じて技術面で目立った減点要素はありませんでした。

 イワン・ミハリョフは、スタイルの良いロシア系の中でもひときわ脚が長く、物腰穏やかな、おっとりお坊ちゃん王子の佇まいでした。
 濃ゆい演技というわけではありませんが、第2幕で、オデットを見つめ続けてもオデットが目を逸らし続けるのでしょんぼりしているあたりから、第3幕の「オデット(実はオディール)が自分を好きになってくれた!!」という素直な喜びに溢れた黑鳥のパ・ド・ドゥのソロ、そして第4幕でオデットに許しを乞う時もしつこく食い下がらず、ああ一応自分のやらかしたことの意味を理解してるんだな~と思わせる一連の流れから、好感度が高い王子でした(脱線しますが、この許しを乞う場面、群舞18羽+大きい白鳥3羽+小さい白鳥4羽=25羽から一斉に王子に拒否を突きつけるところは壮観です。この25羽の中心にあって、唯一明確な拒絶を示さないのがオデットです)。

 道化のサレル・アファナシエフはシベリア出身なのかな?という容姿です。東アジア系っぽいお顔の道化はちょっと新鮮です。バネのある跳躍だけでなく、回転からも若さがあふれる感じです。モスクワ音楽劇場はキャラクターダンサーが充実していますが、新たな逸材です。
 
 一方で、三羽の大きな白鳥、パ・ド・カトル(セルゲイエフ版等定番の演出ではパ・ド・トロワ)ではこれというソリストはいませんでした。しかし、パ・ド・カトルではいまいち地味だったセルゲイ・マヌイロフは、第3幕のマズルカでは、パートナーのスタニスラワ・アントワとともにぐいぐい前に進む疾走感がありよかったです。



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by jicperformingarts | 2017-03-20 18:11 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

2012.05.28 エカテリンブルク国立劇場「白鳥の湖」


マルガリータ・ルーディナ
ヴィクトル・メハノーシン


エカテリンブルクは、人口だけならノヴォシビルスクよりは少ないのですが、発展の度合いからすると、モスクワ・ペテルブルクに続くロシア第3の都市なのではないかと思います。付属のバレエ学校はありませんが、国が直轄しているオペラハウスということで、資金は比較的潤沢なようです。なお、公式サイトのダンサー紹介のページを見ていると、ペルミ国立バレエ学校の卒業者が多いようです。

Photo: Asuka egg
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この「白鳥の湖」はボリショイ・バレエの往年のプリマ、リュドミラ・セメニャカによる演出です。2幕構成なところなど、端々ボリショイ・バレエのバージョン(グリゴロヴィッチ版)に近いのですが、エンディングは全く違います。いきなり肉弾戦が始まり、王子がロッドバルドを引きずってみたり、抱え上げてぐるぐる回ってみたり、3~4回足蹴にしてみたりと、そこまですればそりゃあ悪魔も死ぬだろうということで、ある意味非常に説得力はありました(笑)また、ロッドバルドが王子に愛を誓わせるところで、既にオディールが正体を現す場面の音楽が流れていたり、編曲も少し独特でした。

オデット/オディールはマルガリータ・ルーディナ。オディールの方がイキイキしていて、華やかさが増していました。腰は強そうですが、あまり軸を作るのは上手くないようで、アラベスクなどもう少しねっとりポーズを見せてほしいと思うことがちらほらで、オディールのソロでは回転がメタメタでした。なので32回転はどうなるのかとハラハラしていたのですが、ダブルを入れて回りきっていました。また、王子の裏切りを知った後のパ・ド・ドゥでは、最初の王子をなじるようなまなざしから、彼を許していく過程が見えてよかったです。
王子のメハノーシンは、王子役がしっくりくる金髪の優しげな容姿です。ただ、30代後半なのでしょうか、年齢のためかあまり筋力はないようで、サポートが不安定でした。ソロのジュテはのびやかでよかったです。
一方で、ロッドバルドを踊ったセルゲイ・クラシチェンコは、ちょっと筋肉付きすぎで重そうなところもあるのですが、サポートも力強く、その重量感ゆえに跳躍も迫力がありました。道化のイーゴリ・ブルィツィンは、この役に求められる程度のテクニックはありましたが、常に急ブレーキで止まるというか、つんのめったようになるのか気になりました。

衣装・装置は王道をゴージャスにというかんじでしょうか。オディールの、黒地に銀色一色の刺繍、そしてダークブルーのストーンをちりばめたチュチュはクールでかっこよかったです。群舞は割とそろっていましたが、舞台が小さいので元々揃えやすいというのもあると思います。
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by jicperformingarts | 2012-06-01 12:10 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

7/14 アレクサンドリンスキー劇場 『白鳥の湖』

 (キャスト不明)

夏のロシアといえば、観光シーズンであり劇場オフシーズン。 観光も楽しみつつ、舞台芸術も満喫するにはどうすれば、ということで夏のサンクト・ペテルブルクに行き、観光客をターゲットにしたバレエ公演を2回観てきましたので、その感想です。2日目は、本来はドラマ劇場であるアレクサンドリンスキー劇場で、毎年夏に行われているバレエの貸し館公演です。踊っているバレエ団は一定しません。この日は、サンクト・ペテルブルク・バレエ・アカデミーの公演でした。

 一番安いチケットで500ルーブリ(≒2300円)、パンフレットは120ルーブリ(≒550円)ということで、観終わってのバレエファンとしての感想は「許容範囲であるけれど、でも高い」です。衣装・装置も寂しさは感じさせない水準で、ダンサーの見栄えもそこそこでした。踊り出すとさすがにマリインスキー劇場のようにはいきませんが、ネタになる位ひどい人もいなかったです。
 ただ配られたキャスト表を見ると、基本的にWキャストなのか、各役2人ずつ記載されていたので、個人名が特定できませんでした。

  全体の印象としては、多少ウケ狙いに走りすぎの感があり、あざとさがありましたが、逆にこのくらい強烈にアピールしてくれる方が、わかりやすいし観てて楽しいのかもしれません。
  具体的には、まずオディール(黒鳥)のミエの切り方、指先の使い方が鋭すぎだったりというところでしょうか。目線はふんだんに活用しててよかったので、悪いパフォーマンスだったとは思いませんが…。
  その他演出ですと、例えばロッドバルド風のオジサンが4人登場するところとか、王子がオディールに騙されて愛を誓った途端オデット自ら舞台に登場して、「あなた私に愛を誓ったくせに」みたいなマイム(ジェスチャー)をするところです。ここはとっても恨みがましげで、ある意味よかったです(笑)
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by jicperformingarts | 2008-07-14 20:00 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

3/21 マリインスキー劇場 「白鳥の湖」

    オデット・オディール/ウリヤナ・ロパートキナ
    王子/エフゲニー・イワンチェンコ


 ロベルト・ボッレが降板して結局イワンチェンコが大トリになりました。なにも折角のフェスティバルでこのカップルは…と思ったのですが、無難なだけに、一番まとまりは良かったです。今回の自前スター+ゲストスター「白鳥の湖」6連続は、話を聞く限り新鮮を通り越して収拾がつかなくなるパターンが多かったらしく、ヨーロッパ系でも正統派プリンスのボッレなら…という未練はありますが、安心してみてられる舞台も今回に限っては貴重なのかもしれません。
 正直、主役の二人とも調子よくなかったと思います。というか調子のよさそうなマリインスキーのダンサーをこのフェスティバルであまり見かけません。ミハイロフスキー劇場に引き続き、ここも現在どたばたしています。ロパートキナも例外ではなく、回転もサポート任せのところが何回かあったし、ブラックスワンではかなりヒヤッとするところもありました。でも表情は女王様のまま。さすがです(笑) ただ、パートナーとの相性は良くて、ギリシャ彫刻が動き出したかのような美しさと言いますか、純粋に造形美の世界として味わえました。なまじドラマチックなダンサーと踊るとこの美しさがやけに寒々としたものに見えてしまうので…。
 イワンチェンコといえば、どんな困ったちゃんバレリーナとでも無難に舞台をまとめることに非凡な才能を発揮するダンサーです。上背もあり、テクニックもあり、サポートも上手、そして前時代的な雰囲気が漂っています。でも、そもそも王子という存在自体が前時代的なので、この際いいダンサーといっていいのではないでしょうか。私が見た3人の王子の中では唯一マザコンではありませんでした。
 そしてなによりも4連投(下手すると6公演皆勤賞)にもかかわらず全く濃ゆさが衰えないイリヤ・クズネツォフには脱帽です。オジサン方に絶大な人気を誇る彼は、ファンの期待を最後まで裏切りませんでした(笑) 一方、道化を踊ったグレゴーリー・ポポフは段々疲労が蓄積していくのがわかり、最終日はミスが散見でした。もう一人の道化要員、アンドレイ・イワーノフはどうしたのかが気になります。もし交代交代だったら、観客にもっといい印象が残せただろうに、と思うと少し残念です。 
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by jicperformingarts | 2008-03-21 19:00 | 公演の感想(バレエ)

3/20 マリインスキー劇場 「白鳥の湖」

      オデット・オディール/タマラ・ロホ 
     王子/イーゴリ・コールプ


  キャストを見たときからそれはそれはきっと禍々しい舞台になるだろうと期待していたので、個人的には本命キャストでした。バックがザ・スタンダードのマリインスキー版「白鳥の湖」なので、お互いがお互いに人格に欠陥がありそうなカップルが主役だと、調和とか愛とか言う気も起きないくらいの異空間で面白かったです。時々えげつないので好みは分かれると思いますが…。
 タマラ・ロホは踊りも表情も非常にのっぺりしていました。ギリギリまでバランスを取って、音が消える瞬間にゆっくりポアントから下りるという、テクニック的に非常に高度な踊り。とはいえオディールの踊り方もそこまで変えているわけではないので、あれ?意外とつまらない??と思っていたのですが、コーダのあたりから目線が非常に邪悪になり始め、王子が愛を誓ったとたん、指差して大哄笑です。あんなに大口で嘲笑うオディールを初めて観ました(笑)1幕2幕3幕の3時間15分はこの1分のためにあったのね、という瞬間芸的な演技でした。それにしても色気のある人で、ドキドキしました。
 コールプは冬は日本で大活躍だったので、久しぶりに観ましたが、あまり調子が良くなかったと思います。アラベスクがキレイなのはわかるのですが、音を無視してまで見せなくても…と思ってしまいました。でも、オディールに騙されたと知った時の演技(彼女に叩きつけられた花を3、4本ヤケッパチに投げ捨てる)、ロッドバルトに立ち向かう時の恨みがましい表情は、プリンスらしさのかけらもなくていっそ痛快でした。
 結局下手すると6回全部同じキャストの4羽の白鳥ですが、スヴェトラーナ・イワノワは、相変わらず容姿も踊りも可憐で繊細だったので、1~2回はパ・ド・トロワで観たかったです。エリザベータ・チェプラソワは1場でパ・ド・トロワを踊った後2場でも登場という大車輪。とはいえさすがに毎日同じ面子なので、脚だけでなく頭まで揃った小さな白鳥で、それなりの効果はあったのかなと思います。
 “スペインの踊り”は女性陣はそれなりにバラエティがあったのですが、男性陣はこれまた6回中少なくとも5公演はイスロム・バイムラードフとアレクサンドル・セルゲイエフでした。二人ともとっても良かったので文句はありませんが、良かっただけにもっと色んな役で観たかったです。体格的にはセルゲイエフはかなり華奢なほうなんですが、その分シャープだし、バイムラードフと全くタイプの違うダンサーなので、見劣りしませんでした。
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by jicperformingarts | 2008-03-20 19:00 | 公演の感想(バレエ)

3/18 マリインスキー劇場 「白鳥の湖」

     オデット・オディール/ マリヤ・アレクサンドロワ 
    王子/ダニラ・コルスンツェフ


 マリインスキーの、悪く言えばやや没個性的な「白鳥の湖」に慣れると、アレクサンドロワのオデットが新鮮でよかったです。可憐、というわけではないのですが、「こう踊りたい!」というのがはっきり伝わってくるし、その通り、音楽と表情、手の動きがピッタリ合っているので、有機的というか、いい意味で生身を感じさせる白鳥でした。一方の黒鳥はさすがの迫力。32回フェッテは両手を高々と掲げたドゥバンのフェッテを織り交ぜていましたが、まさに大鷲です。下品かというとそうでもないし、あまりのまぶしさに優雅さという観点がどうでもよくなるというか、それは王子様も食べられちゃうしかないでしょう!という圧倒的な華やかさでした。
 ただしコルスンツェフとの相性はどうかな?と思いました。そもそも今日は回転がグラグラだったし、あまり調子がよくなかった様子。ムラがあるダンサーなので、舞台によって印象が結構変わります(笑)
 この感想を「白鳥の湖」ラッシュの後にまとめて書いているのですが、脇のキャストは、なんと6日間ほとんど同じでした。15日分のキャストはわかりませんが、ロッドバルドはイリヤ・クズネツォフが、道化はグレゴーリー・ポポフがそれぞれ皆勤賞、4羽の白鳥も全く同じメンツです。です。この調子なら6日間全部踊ったのではないでしょうか。4~5日滞在してぶっ通しで見た観光客はさぞや退屈だったろうと思います…。ノヴィコワ、ゴールプ、(オスモルキナ)、コルサコフ、(シクリャーロフ、ロブヒン)あたりの目立つ若手が全然踊らなかったので、フェステバルなのにつまらないなーと思ってしまいました。
 例えばパ・ド・トロワは女性がエリザベータ・チェプラソワ、ナデジタ・ゴンチャル、エレーナ・シェシナ、男性がワシリー・シチェルバコフをメインに、フィリップ・スチョーピンとアレクセイ・ティモフェーエフがもちわまりでした。チェプラソワはふとした表情がヴィシニョーワに似ている美女で、元気いっぱいのジュテが印象的です。ゴンチャルは派手な容姿に対して堅実な踊りでした。ティモフェーエフは少し地味だけと、踊りをじっくり見ていくと端正な中にもキレがあり、良かったです。シチェルバコフは18日にものすごく眉をしかめて、歯を食いしばっていたので、オペラグラスから目が離せず、肝心の踊りをほとんど見ていなかったのですが、21日に改めてみると、上手でした(笑) 
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by jicperformingarts | 2008-03-18 19:00 | 公演の感想(バレエ)

1/10  マリインスキー劇場 「白鳥の湖」

       オデット&オディール/ウリヤナ・ロパートキナ
       ジークフリート/イワン・コズロフ
       ロットバルド/イリヤ・クズネツォフ
  
  
 ロパートキナの十八番、「白鳥の湖」ですが、踊りの調子は今日はあまりよくなかったかなとおもいます。32回転は前半にドゥーブルを織り交ぜてましたが、その分後半がグラグラになっていました。
  一方コズロフは柔和でいい人そうな王子です。王子があんなに腰低くていいのかという気はしますが(笑) ロパートキナのオデットがそれはそれは冷たかったので(彼女の場合はだからこそ美しいんですか)、「片想いかー、かわいそうにねー」と彼に感情移入してしまいました。そんなわけで第3幕(マリインスキーでは第2幕)は、あんなにつれなかったオデットがちゃんと夜会に来てくれて、しかもカモーン☆とか言ってくれたら、そりゃあ嬉しさのあまり判断力も鈍るよね、ということで騙されても物語として自然でした。
 でもこの公演で何より癒されたのはヤナ・セリナ(4羽の白鳥/ナポリの踊り)の存在でした。ミハイロフスキー劇場のタチヤナ・ミリツェワのよう、といいますか、マリインスキー・バレエを観にいくと常に彼女の名前がキャスト表にあります。けして華やかなポジションではありませんが、ある意味マリインスキーの大黒柱です。彼女がいなかったら、マリインスキーの舞台はもっとバラバラになっているのではないかと思います。
  “スペインの踊り”はベテラン対若手対決で見ごたえがありました。アンナ・スィソエワの方がいきおいはあるのですが、それでもバジェノワが熟練の勝利でした。その他、ロットバルドのイリヤ・クズネツォフはやっぱりというか、いつもどおり濃ゆくて良かったです。
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by jicperformingarts | 2008-01-10 19:00 | 公演の感想(バレエ)

11/9 チャイコフスキー記念ペルミ・オペラ劇場 「白鳥の湖」

オデット&オディール / ヤロスラヴァ・アラプタノワ
ジークフリート / ロベルト・ガブドゥーリン 
 

 ロシアの地方都市でもトップクラスのバレエ団だけあって、この日の公演はほぼ満席でした。席に着いた時の第一印象は「舞台狭いなあ」だったのですが、公演全体の印象もこれに尽きます。舞台が狭くて群舞がのりきらなくなるため、装置がかなり簡素になり、24人の群舞と8人のソリストがひしめき合ってすし詰め状態(動きが小さくなる分アラは目立たないのですが)になり、王子様は自分の座る椅子を持ち運ばねばならない上、オディールにだまされて愛しのオデットに許しを請うべく走り去るシーンも、音楽余るからのろのろ歩いて退場するしかなく(笑)という感じで。
 オデットを踊ったアラプタノワは、登場した瞬間に「あ、白鳥だ」と思えるレベルです。見栄えのする派手なテクニックはありませんが、音楽をギリギリまでひっぱる踊り。ディテールも凝ってて好印象です。その他にも民族舞踊はさすがの盛り上がだったのもあり、全体的に楽しめる公演水準でした。
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by jicperformingarts | 2007-11-09 14:39 | 公演の感想(バレエ)


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