ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
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タグ:ミハイロフスキー劇場 ( 46 ) タグの人気記事

2017.4.15 ミハイロフスキー・バレエ『ドン・キホーテ』

アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
デニス・マトヴィエンコ

 ヴォロンツォーワ、大分ふっくらしてしまっており、踊りが若干重そうでした。ふっくらしたのも元は怪我の影響とのことで、回転等のテクニックも抑え気味でした。32回転フェッテは全部シングルで最後まで腰に手を当てたというもので、最後はよろめいてしまいましたが、愛嬌でごまかした感じです。
 マトヴィエンコは黒髪になっていたので、最初誰だかわかりませんでした(笑)ノヴォシビルスク・バレエの芸術監督ですが、まだ38歳ということで、ヴァリエーションなど、要所要所では高いテクニックをしっかり魅せてくれます。そして、細かく練られた演技の方に好印象でした。
 ドゥリアードの女王はアンドレア・ラッシャコワ。身体のラインの美しい黒髪美人さんですが、きゃしゃな分、デヴェロッペでは脚がぷるぷるしていました。この点で比較すると、第3幕のグラン・パのヴァリエーション(この演出だとデヴェロッペが多用される振付です)のスヴェトラーナ・ベドネンコの強靱な脚から生まれる派手やかさとは対照的です。

 という感じで、実は主役の方々の演技に興奮することはなかったのですが、脇が充実してたのでとても楽しめた公演でした。特に、ミハイル・ヴェンシコフがエスパーダ役で気合いの入ったマント裁きや上体の反り具合で盛り上がりました。アムール役のアンナ・クリギナも、アップテンポな音楽の中で大きな踊りを見せてくれました。鼻売り娘のタチアナ・ミリツェワとマリヤ・ドミトリエンコも、踊りでも演技でも、舞台をより生き生きとしたものにしてくれました。それぞれの役に見所があるので、やっぱり『ドン・キホーテ』っていいな~と思いました。



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by jicperformingarts | 2017-04-21 20:18 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

HP更新記録(2016.11.21):ペテルブルク12月公演予定

12月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。

 12月サンクト・ペテルブルクの公演予定を更新しました。
 マリインスキー劇場では、12月7~11日に「ニーンベルング」の指輪のツィクルスがあります。合間に挟むのがオルフの「カルミナ・ブラーナ」というあたりが、なんというかさすがゲルギエフ率いるオペラです(※ツィクルスの指揮はゲルギエフではありません)。
 また、会場がミハイロフスキー劇場ではなくエルミタージュ劇場なので、一覧には記載していませんが、12月31日にイワン・ワシーリエフ振付の「クリスマス・キャロル」世界初演が予定されており、ワシーリエフ他、イリーナ・ペレン等の出演も予定されています。行ってみようかなと思い、チケット情報をクリックしたところ、チケットが一律20,000ルーブリ(約36000円)でぎょっとしました。今はルーブル安なので、円にするとさほどではないですが、いやはやこちらもさすがです。
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by jicperformingarts | 2016-11-21 08:24 | HP更新記録 | Comments(0)

HP更新記録(2014.9.27):10~12月サンクト・ぺテルブルク公演予定

11月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。
12月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。
1月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。


 マリインスキー劇場は、ボリショイ劇場等の他の主要なオペラハウス中でも公演予定の公表が遅いのですが、シーズン頭にシーズン・チケットを売り出しており、これの対象公演数が多いので、シーズン閉幕までの公演が一部把握できます。ここ数年は、ブログでこのシーズン・チケットの公演をご紹介していたのですが、HP形式の方がやはりわかりやすいので、今年はHPに記載しました。まずは年末の年始のご参考ということで、1月までです。
 なお、10~12月のミハイロフスキー劇場では、怒涛のようにオペラの新制作が続きます。
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by jicperformingarts | 2014-09-27 14:43 | HP更新記録 | Comments(0)

【ご案内】イリーナ・ペレン&マラト・シェミウノフ特別レッスンと懇親会

栃木県壬生町のバレエ・スタジオ「アーティスト・ホーム・ヴィレッジ」にて、8月23日(土)午後に、レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー・バレエ)の看板ソリスト、イリーナ・ペレンとマラト・シェミウノフが指導を行うとのことです。日にちが迫っておりますが、まだお申込みを受け付けているそうですので、ご関心のある方は、以下リンク先をご参照いただければ幸いです。

詳細・申込書はこちらです。
http://www12.plala.or.jp/ahv0025/chirashi/IrinaPerren&MaratShemiunovOPresson.pdf

 なお、18:00~19:00の懇親会のみの参加も可能とのことです。日本でも人気のダンサーと交流できるチャンスは貴重ではないかと思いますので、バレエをやっていないという方も要チェックです。
 スタジオの最寄駅は小金井駅で、上野駅または新宿駅から約70分というロケーションです。栃木県といっても南部なので、行ってみると東京からも結構近い印象です。以前、マヤ・ドゥムチェンコのレッスンでもこのスタジオにお邪魔したことがありますが、土地の使い方が贅沢で雰囲気のよいスタジオでした(その際のレポはこちら。)。
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by jicperformingarts | 2014-08-18 01:42 | Comments(0)

HP更新記録(2013.12.16):11月~12月サンクト・ペテルブルク公演予定

12月サンクト・ペテルブルクの公演予定を更新しました。
1月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。



 すでに12月も半ばではございますが、ペテルブルク1月の公演予定を作成しました。1月10日まではロシアが冬休みのため、公演が盛りだくさんです。
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by jicperformingarts | 2013-12-24 00:37 | Comments(0)

チェリャビンスク国立劇場:バレエ・フェスティバル第5回「タチヤナ・プレジェイナからの招待」

 チェリャビンスク・バレエのプリマ、タチヤナ・プレジェイナをメインに据えたフェスティバルが6月に開催されます。彼女については、モスクワのクレムリン・バレエで活躍していたけれど家庭の都合でチェリャビンスクに戻ってきたバレリーナということで、ロシアのバレエ雑誌でも特集されたりしていました。チェリャビンスク国立劇場に行った時は、彼女のポストカード集が売られていたので、まさに看板となるプリマなのではないかと思います。

http://www.chelopera.ru/sidebanner/index/v-festival-baleta-tatyana-predeina-priglashaet

6月2日(日)18:00~
「開幕ガラ・コンサート~舞踊生活25周年を記念して~」
ペルミ国立バレエ学校の生徒も出演予定

6月6日(木)18:30~
「アニュータ」
アニュータ:タチヤナ・プレジェイナ
モデスト:ゲンナーディ・ヤーニン(ボリショイ・バレエ)

6月14日(金)18:30~
「ジゼル」
ジゼル:タチヤナ・プレジェイナ
アルベルト:ドミトリー・グダーノフ(ボリショイ・バレエ)

6月16日(日)18:00~
「ロシア・バレエのスター達によるガラ・コンサート」
マラト・シェミウノフ(ミハイロフスキー・バレエ)
イリーナ・ペレン(ミハイロフスキ-・バレエ)

Photo:JIC旅行センター
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by jicperformingarts | 2013-05-10 23:15 | フェスティバル情報 | Comments(0)

サンクト・ペテルブルク:アンドリス・リエパのアニバーサリー企画

ペテルブルクにて、アンドリス・リエパの50歳の誕生日を記念した、二つの企画が予定されています。チラシでは、イルゼ・リエパ、マニュエル・ルグリ、ニコライ・ツィスカリーゼ、パトリック・ド・バナが出演とありますが、うちルグリ、バナが何の演目に出演するのかは不明です。

4月4日(木)19:00~
於:コンサート・ホール<オクチャブリスキー>

『アンドリス・リエパ アニバーサリー公演』
http://www.bkz.ru/about_action.html?id=886

第一部「シェヘラザード」
ゾベイダ:イルゼ・リエパ
金の奴隷:ニコライ・ツィスカリーゼ
シャリアール:アンドリス・リエパ
クレムリン・バレエ

第二部「小品集」
詳細不明

4月5日(金)~7日(日)19:00~
※4月6日(土)は15:00~/19:00~の二回公演
於:ミハイロフスキー劇場
『21世紀のバレエ・リュッス』

http://mikhailovsky.ru/en/afisha/detail/309598/

第一部「クレオパトラ~イダ・ルビンシュテイン~」(世界初演)
音楽:ストラヴィンスキー、リムスキー=コルサコフ、マスネ、グラズノフ、フォーレ、テクビレク
振付:パトリック・ド・バナ

第二部「火の鳥」
音楽:ストラヴィンスキー
振付:アンドリス・リエパ(復刻)
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by jicperformingarts | 2013-03-13 23:44 | イベント・ゲスト情報 | Comments(0)

HP更新記録(2012.11.04):11月公演予定(出演者情報)

11月モスクワの公演予定を更新しました。
11月サンクト・ペテルブルクの公演予定を更新しました。


 ボリショイ劇場、マリインスキー劇場、ミハイロフスキー劇場の11月のキャスト情報を追加しました。来月以降の公演予定も近日中に作成しようと思います。
 今月15日からマリインスキー・バレエの来日公演が始まりますが、この時期のマリインスキー劇場のキャストを眺めていると、日本で観れるかなと期待していたダンサーが、現地残留組でちょっと残念です。
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by jicperformingarts | 2012-11-04 00:01 | HP更新記録 | Comments(0)

2012.09.21 ミハイロフスキー劇場「ドン・キホーテ」

アンナ・オリ
レオニード・サラファーノフ


 アンナ・オリは以前クラスノヤルスク国立劇場でみたダンサーです。ミハイロフスキー劇場の公式サイトのダンサーの一覧に名前がないので移籍したかどうかは不明なのですが、昨シーズンの終わりに続いての再出演です。
 お顔は大変失礼ながらやや老け顔で、演技がやや古臭いかなあという気はするものの、股間節がとても柔らかく、特に後方によく上がります。跳躍もふわっとしています。32回転はあらぬ方向にあちこち移動してしまってましたが、全体的な満足度は高かったです。

 サラファーノフは相変わらずつま先がきれいで端正な踊りでしたが、ところどころ大技と大技の間に余計な一歩が入ってしまったり、絶好調というわけではないようです。キトリに扇子を差し出して、キトリが受け取ろうとするとヒュッと隠すのを3~4回繰り返すところは微笑ましかったです。

 エスパーダはデニス・モロゾフ。この日がデビューだったようです。程よく筋肉質な体型や、巻き毛の黒髪など、ヴィジュアルはエスパーダにぴったりで、サラファーノフともいいバランスでしたが、スペインらしい暑苦しさがもう少し欲しかったです。
 そしてヴィクトリア・クテポワもこの日森の女王デビューでした。とっても速いテンポで(遅い方が難しいです)、イタリアン・フェッテも足を90~100°位までしか上げず、極力難度を落として踊ってました。
 一方、キューピッドを踊ったアンナ・クリギナは、必死に音についていってるという感じでした(このソロは早めのテンポで踊ることが求められます)。
 この日の張り切ってましたで賞は、ジプシー男性を踊った、ニコライ・アルジャエフでしょうか。エビ反りになるジャンプを見る限り、柔軟性も高いようです。
 
 この演出は昨シーズン2012年4月にお披露目されたばかりなのですが、三幕のグラン・パの8人のクラシック・チュチュは、ボリュームがあって華やかです。一人目のソロでは、さりげなくシェネからダブルのピルエットをつなげたりしていました(キャスト表をミリ限りエカテリーナ・クラシュークのようですが、少し自信はありません)。その他にも素敵と思うダンサーも何人かいて、いいダンサーも着々と増えてるんだなあと思いました。
ごくごくオーソドックスな演出なのであまり書くこともないのですが、酒場の後に野営・夢の場という構成です。夢の場は、トロピカルな森の背景幕に、白いチュチュの群舞なので、まるバヤデルカのようです。
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by jicperformingarts | 2012-09-25 16:05 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

2012.09.15 ミハイロフスキー劇場「ジゼル」

ポリーナ・セミオノワ
マルセロ・ゴメス


 今シーズンからゲストプリンシパルを務める二人による公演です。オーソドックスながらも美しい美術でしたが、音楽・演出がややせわしなく、二人の演技をじっくり堪能できなかったのが若干残念でした。

 セミオノワは、アルブレヒトと幸せそうに踊るところはとてもかわいらしかったです。ただ音楽の盛り上がりにのりきれてないというか、もう少し疾走感が欲しいなあという気もしました。一方、狂乱の場では、表情や髪をかきむしる演技が迫真過ぎて、憐れみよりも恐怖を感じてしまいました…。
 第二幕では、ミルタに訴えかける表情やうっすら笑みを浮かべて踊る姿を観る限り、妖精というより生身の女の子の要素を強く残していたと思います。ミハイロフスキ-劇場の「ジゼル」は、夜が明けた時アルブレヒトはほぼ意識を失っている状態で、彼が目覚めた時は既にジゼルの姿はなかった、という終わり方なのですが、この倒れているアルブレヒトの手を名残惜しげに抱きしめてから消えていく所はいじらしくてよかったです。

 ゴメスは、リフトして降ろす時にジゼルを見つめる目線がロマンチックだなあと思いました。最大の見せ場である第二幕のソロでは貴族らしさをいかんなく見せつけるピルエットでした。
 先ほど、音楽がせわしなかったと書きましたが、一番残念だったのが、終盤、アルブレヒトが目覚めてからジゼルの墓の前で泣き崩れるとほぼ同時に幕が下りてしまったことで、彼の嘆きが十分に伝わってきませんでした…。また、第一幕の終盤では、城に連れ帰ろうとする従者を殴り倒さんばかりのいきおいで振り切ってジゼルの亡骸に縋り付くものの、ジゼルの母(ヴィジュアルが魔女っぽいので迫力があります…)の憎悪に満ちた目に圧倒されて走り去るのですが、この辺はまるで早送りでみているようで、あと5秒位長くしてほしかったです。

 もう一点演出について、大体どの演出においても、第二幕は下手脇にジゼルの墓があり、ここからジセルが登場するのですが、この登場シーンをいかに精霊らしく見せるかは、それぞれの演出で大きく異なります。2007年の初演を観た時は、スモークをきつく炊いて霧の中からスッと現れるという登場でしたが、今回は木立を模した装置をついたて代わりにしていました。ただ、この木立があると群舞の見せ場やアルブレヒトのソロの時に舞台が狭くなって邪魔らしく、頻繁に上げ下げしていて、演出としてはどうなんだろうと思いました。 

 ペザントのパ・ド・ドゥは、アナスタシア・ロマチェンコワとアントン・プロームでした。二人とも派手な踊りではありませんが、ロマチェンコワは美しい笑顔を見せるようになったなあと思いました。
 ミルタはヴィクトリア・クテポワ。もう少し跳躍に大きさが欲しいところですが、凍てつく表情の美女ということで、ミルタらしさはありました。
 ヒラリオンはウラジーミル・ツァル。ディズニー版「眠れる森の美女」のガストンを純情にしたような役なので、「ジゼル」を観るたびに、なにも殺さなくてもいいのにと思います。
 群舞は、3日連続「ジゼル」の3日目だったにしては良くなかったと思います。12人+12人に分かれてアラベスクで進みながら交差する場面では、アラベスクの角度がバラバラでしたし、フォーメーションが変わる時の乱れが気になりました。
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by jicperformingarts | 2012-09-16 19:37 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)


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