ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
by jicperformingarts
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリ

HP更新記録(2017.05.15) : 6月サンクトペテルブルク公演予定

6月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。

 6月のサンクト・ペテルブルクの公演予定を更新しました。マリインスキー劇場では毎年恒例の白夜祭があり、今年も盛りだくさんの公演予定です。ゲルギエフの出演回数もかなり多くなっており、ネトレプコとの共演日もありますので、オペラファンの方には見応えのある1カ月かと思います。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-05-15 19:27 | HP更新記録 | Comments(2)

2017.4.16 マリインスキー・バレエ『フォーキン・プロ』

『ショピニアーナ』
ダリア・パヴレンコ、アナスタシア・マトヴィエンコ、ザンダー・パリッシュ
 10年振り位にパヴレンコを観ましたが、自己陶酔感にびっくりしました。年齢的なものもあってポワントも弱くなってしまいましたが、ロマンティシズム溢れるショパンの音楽を、かなりゆっくりしたテンポで、いい意味でねっとり踊ってくれました。なんというか、むわっとした熟女感があり、シルフィード達を率いる貫禄は十分です。
 ザンダー・パリッシュも、跳躍の時にフリーレッグがぐらんぐらんするのはいかがなものかと思いましたが、細心の注意がうかがえるサポートで、妖精達から歓待されるのも納得の、夢見る詩人の風情です。
 という中、マトヴィエンコは美しいものの、心を閉ざしたような機械的な踊りで残念でした。

『薔薇の精』
ワシリー・トカチェンコ、クセニア・オストレイコフスカヤ
 トカチェンコは勢い余って着地でよろめく時も数回あり、人外の魔性感はありませんでしたが、音楽の華やかさに見合うみごとなバネです。オストレイコフスカヤも、いくつになっても少女のような佇まいで眼福です。

『瀕死の白鳥』
カテリーナ・チェブィキナ
可もなく不可もなくでしょうか。肩が意外と堅かったです。

『シェヘラザード』
ヴィクトリア・テリョーシキナ、ダニラ・コルスンツェフ
 テリョーシキナのゾベイダは、一つ一つのポーズの端正さ、音に合わせてさらに身体のラインを引き絞るところ、そして絶妙な音ハメなど、この役ってダンスそのものでこんなに魅せられるものなんだな~という新鮮な驚きを与えてくれるゾベイダでした。わかりやすい恍惚の表情やクネクネ感はありませんが、宦官から鍵を奪って扉を開けるところは、これは初めての逢瀬じゃないんだろうなあ、と予感させるほど、沸き立つ気持ちが伝わってきます。そして、命を賭けるならこの程度の快楽では足りないとばかりに、金の奴隷や群舞をあおる目力もさすがです。おかげさまであおられた舞台全体が盛り上がりました。
 コルスンツェフは、ゾベイダへの愛というか崇拝に溢れており、こんな純朴な金の奴隷があっていいのだろうか、と途中まで思っていました。が、後半、愛するゾベイダに「もっと踊れるわよね?」とばかりに顔をのぞき込まれ、それに応えようとするかのように踊る姿を見ると、変に魔性の存在ぶるよりも、この人にはこういう金の奴隷の方が合っているなとしっくりきました。1992年バレエ学校卒ということは、とうに40歳を超えているわけですが、主役として舞台を盛り上げる水準のテクニックは保っている一方、体力的にはさすがにそこまで余裕はなくなっているからこそ、渾身!という感じが出ており、「そうまでしてゾベイダの期待に応えたいか~頑張れ~」と応援したい気持ちになりました。


[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-25 19:26 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

2017.4.15 モスクワ音楽劇場バレエ『アンナ・カレーニナ』

ヴァレリア・ムハノワ
ドミトリー・ソボレフスキー

 チューリッヒ・バレエとの共同制作で、そして来シーズンはミュンヘン・バレエでの新制作も予定されているクリスチャン・シュプックの新作です。衣装含めて洗練された演出ですが、ノイマイヤー作品の綺麗な部分(もちろんノイマイヤーはそれだけではないですが)だけを焼き直したようで、正直あまりオリジナリティを感じませんでした。振付上も、真新しい動きはなかったです。
 粗筋上、愛憎渦巻くドロドロ感がないと説得力が出ないので、『アンナ・カレーニナ』自体が洗練されたコンテンポラリー系の演出とはあまり相性良くない題材なのかもしれません。アンナとウロンスキーが不倫関係に落ちるまでもあっさりしており、直接的な性的表現の生々しさと、感情表見(葛藤とか良心の呵責とか)の薄さに違和感がつきまといます。ウロンスキーがアンナに一目惚れしてから人目もはばからずに口説くところも、猪突猛進というよりただ軽薄に見えたためか、これに引っかかったアンナがとても愚かに見えてしまい、第2幕も、自業自得だしなあ…と、アンナに同情する機会を失ってしまいました。アンナ役のムハノワもウロンスキー役のソボレフスキーも、とりあえず、ともに見目麗しくテクニックも確かです。演技は薄味でしたが、ダンサー個人の力量のせいというより演出の影響が大きかった気がします。
 ただ、アンナが自殺を選ぶところは、ありきたりな激しいソロではなく、舞台手前で崩れ落ちてドレスを握りしめて客席(虚空)を見つめるアンナと、舞台奥で踊る家族達という演出でしたが、自分が軽薄にも捨てたものに打ちのめされる感じがよく出ていて秀逸でした。

 ここまでとてもネガティブな感想になっていまいましたが、青年領主リョービンとキティ(アンナの兄嫁の妹)の描き方はとても気に入りました。シュプック版では、この二人がアンナとウロンスキーとの対比として、重要なポジションを与えられていますが、この二人の清々しい(?)愛の物語が、シュプックの抑制された演出に合っていた気がします。特に結婚式の場面は、とても美しい音楽が舞台に染み渡るような振り付けで、この日一番の喝采を浴びていました。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-22 17:25 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

2017.4.15 ミハイロフスキー・バレエ『ドン・キホーテ』

アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
デニス・マトヴィエンコ

 ヴォロンツォーワ、大分ふっくらしてしまっており、踊りが若干重そうでした。ふっくらしたのも元は怪我の影響とのことで、回転等のテクニックも抑え気味でした。32回転フェッテは全部シングルで最後まで腰に手を当てたというもので、最後はよろめいてしまいましたが、愛嬌でごまかした感じです。
 マトヴィエンコは黒髪になっていたので、最初誰だかわかりませんでした(笑)ノヴォシビルスク・バレエの芸術監督ですが、まだ38歳ということで、ヴァリエーションなど、要所要所では高いテクニックをしっかり魅せてくれます。そして、細かく練られた演技の方に好印象でした。
 ドゥリアードの女王はアンドレア・ラッシャコワ。身体のラインの美しい黒髪美人さんですが、きゃしゃな分、デヴェロッペでは脚がぷるぷるしていました。この点で比較すると、第3幕のグラン・パのヴァリエーション(この演出だとデヴェロッペが多用される振付です)のスヴェトラーナ・ベドネンコの強靱な脚から生まれる派手やかさとは対照的です。

 という感じで、実は主役の方々の演技に興奮することはなかったのですが、脇が充実してたのでとても楽しめた公演でした。特に、ミハイル・ヴェンシコフがエスパーダ役で気合いの入ったマント裁きや上体の反り具合で盛り上がりました。アムール役のアンナ・クリギナも、アップテンポな音楽の中で大きな踊りを見せてくれました。鼻売り娘のタチアナ・ミリツェワとマリヤ・ドミトリエンコも、踊りでも演技でも、舞台をより生き生きとしたものにしてくれました。それぞれの役に見所があるので、やっぱり『ドン・キホーテ』っていいな~と思いました。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-21 20:18 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

HP更新記録(2017.04.18) :5~6月公演予定

5月モスクワの公演予定を作成しました。
5月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。
6月モスクワの公演予定を作成しました。

 5月~6月の公演予定を更新しました。6月にはボリショイ劇場で、4年に一度のモスクワ国際バレエ・コンクールが開催されるため、6月前半は公演予定が少し物足りないですが、下旬は、コンクール受賞者によるガラ・コンサートから、クランコの「オネーギン」からノイマイヤーの「椿姫」が立て続けに上演される他、オペラも超定番の「カルメン」が予定されており、かなり見応えのあるプレイビルです。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-19 23:12 | HP更新記録 | Comments(0)

2017/18シーズンまでのフィギュアスケート関係の主なイベント

来シーズンは、欧州選手権がモスクワ開催だったり、日本からは行きにくい都市で開催されることが多いロシア選手権がサンクト・ペテルブルク開催だったりと、なかなかの当たり年なので、今わかっている範囲で、目立つ試合・ショーをまとめてみました。

2017年6月7日(水)〜21日 (水)
ミュージカル・オン・アイス『カルメン』@サンクト・ペテルブルク
アベルブフ主催。今回の出演者は明記されていませんが、これまでの出演者は、ナフカ&コストマロフ、ヤグディン、トトミアニナ&マリニン、ドムニナ&シャバリン、ペトロワ&チホノフ、デンコワ&スタビスキー、ドロビアツコ&ヴァナガス、レオノワ&コワルコなどなど。
http://ice-show.ru/news/240.html

2017年10月20日(金)〜22日(日)
GPSロステレコム杯@未定(ですがここ数年ずっとモスクワ)

2017年11月
プルシェンコの35歳誕生日記念ショー@モスクワ、サンクト・ペテルブルク
http://evgeni-plushenko.com/calend/

2017年12月19日(火)〜24日 (日)
ロシア選手権@サンクト・ペテルブルク
www.fskate.ru/results/tour/1461.html

2018年1月15日(月)〜21日 (日)
欧州選手権@モスクワ
[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-18 19:35 | イベント・ゲスト情報 | Comments(0)

2017.04.13 アレクサンドリンスキー劇場『雪の女王』(エカテリンブルク国立バレエ)

ミキ・ニシグチ
アレクセイ・セリヴェルストフ
ラリサ・リューシナ

ペテルブルクで毎春開催されているバレエ・フェスティバル「ダンス・オープン」ですが、今年はバットシェバ舞踊団等に加えて、ロシア国内からエカテリンブルク国立バレエとペルミ国立バレエが招待されています。この日は、エカテリンブルク国立バレエの公演で、芸術監督のヴャチェスラフ・サモドゥーロフによる『雪の女王』でした。
『アナと雪の女王』にあやかってか、ボリショイ、マリインスキーでも『カイとゲルダの物語』のオペラがレパートリー入りしましたが、エカテリンブルクではバレエ化されました。粗筋は、より子供向けにカイとゲルダは仲良しだったが、ある冬の日にトロールが現れカイが撃退したところ、後日、雪の女王が手下のトロールを引き連れて現れカイを連れ去り、ゲルダは彼を探す旅に出て、無事連れ戻すというものです。

元マリインスキー・バレエ出身で、英国ロイヤル・バレエにも移籍して活躍したので、サモドゥーロフをご記憶の方も多いと思います。最近は、ボリショイ・バレエに「ウンディーナ」を振付けたりしていますが、私は彼の振付作品を見るのが初めてだったので、どういう作品なのかなあと期待していました。
実際に観てみると、かなりクラシック寄りで、スパイスにコンテンポラリーという感じです。崩し方は洒落ていて、目に快いムーヴメントです。温室の場面は、センスの良い振付けと、キテレツな方向にお洒落な以上とのバランスが良かったのですが、カイとゲルダが住む村の場面は謎にレトロな衣装・装置で(子供が喜びそうなテイストでもなく)、特に雪の世界とのコントラストをなしているわけでもなく、世界観の作り込みは今ひとつという印象です。

主役は、日本人でしょうか、ミキ・ニシグチさん。久々にエカテリンブルク国立劇場の公式HPをのぞいたところ、いつの間にか日本人ソリストが2~3人になっていました。アンドゥオールも割合しっかりしていますし、ボディ・コントロールも行き届いています。
カイ役のアレクセイ・セリヴェルストフは、ラストのソロは頑張っていましたが、もうちょっと派手さが欲しいところ。そして、これは演出のせいなのかもしれませんが、ゲルダを思い出すはもっとドラマ上盛り上げて欲しいところです。
雪の女王のラリサ・リューシナは、元々舞踊上の見せ場が少ないこともあり、跳躍が重そうだった印象しか残っておりません…。むしろ、アタマンシャ(盗賊の女首領)役のアナスタシア・バガエワの方が、メリハリのきいた動きで舞台を引き締めてくれた気がします。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-17 22:43 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

カザン:第30回ヌレエフ記念クラシック・バレエ・フェスティバル

 2017年5月13日~30日にかけて、ロシア連邦内のタタールスタン共和国の首都カザンにある国立歌劇場にて、毎年恒例のバレエ・フェスティバルが開催されます。タタールスタンといってもロシアの一部なので、モスクワのカザン駅から夜行で一晩、クレムリンもあるので観光だけでも楽しめる街です。
 ゲストの目玉はパリ・オペラ座のエトワールのドロテ・ジルベールでしょうか。加えて、ウィーン国立バレエの木本全優さん、そしてタタール国立バレエのソリストの寺田翠さん、大川航矢さんなど、日本人ソリストも活躍するようです。

http://kazan-opera.ru/afisha/?arrFilter_pf%5BDATE%5D=2017-05&set_filter=%D4%E8%EB%FC%F2%F0&set_filter=Y
f0169061_17405188.jpg

※括弧なしはタタール国立バレエの所属
5月13日(土)、14日(日)18:00~『ロミオとジュリエット』
ジュリエット:クリスチーナ・アンドレーエワ、タイス・ジェオデニス(ブラジル)
ロミオ:ミハイル・ティマエフ、ワグネル・カルバーリョ(ブラジル)
マキューシオ:オレグ・イヴェンコ、アルチョム・ベロフ

5月15日(月)18:00~『アニュータ』
アニュータ:アナスタシア・スタシケーヴィチ(ボリショイ・バレエ)
モデスト・アレクセーヴィチ:ヴャチェスラフ・ロパーチン(ボリショイ・バレエ)
学生:アルチョム・アフチャレンコ(ボリショイ・バレエ)
ピョートル・レオンチエヴィッチ:ドミトリー・ストロイチェレフ
アルティノフ:ミハイル・ロブヒン(ボリショイ・バレエ)

5月16日(火)18:00~『白鳥の湖』
オデット/オディール:マリア・ヤコヴレワ(ウィーン国立バレエ)
ジークフリート:木本全優(ウィーン国立バレエ)
ロットバルト:ヌルラン・カネトフ
道化:大川航矢

5月19日(金)18:00~『Dona Nobis Pacem』
クリスチーナ・アンドレーエワ
アントン・ポロデュク
アマンダ・ゴメス
ミハイル・ティマエフ
寺田翠
大川航矢
※そのほか、ボリショイ・オペラ、キエフ・オペラ、ノーヴァヤ・オペラ、サマーラ国立オペラからオペラのソリストを招待。

5月21日(日)18:00~『バヤデルカ』
ニキヤ:マルタ・ペトコワ(ソフィア国立バレエ)
ソロル:ニコラ・ハジタナエフ(ソフィア国立バレエ)
ガムザッティ:ジョイ・ウォーマク(クレムリン・バレエ)
道化:大川航矢

5月22日(月)18:00~『エスメラルダ』
エスメラルダ:クリスチーナ・アンドレーエワ
フロロ:マクシム・アファナシエフ(クレムリン・バレエ)
カジモド:ミハイル・エフゲーノフ(クレムリン・バレエ)
グレンゴワール:オレグ・イヴェンコ
フェビュス: アントン・ポロデュク
フロール・デ・リス:イリーナ・アブリツォワ(クレムリン・バレエ)
ディアナ:寺田翠
アクテオン:大川航矢

5月24日(水)18:00~『黄金のオルド』
ジャニケ:クリスチーナ・アンドレーエワ
ヌラディン:オレグ・イヴェンコ
ヴィジリ:ヌルラン・カネトフ

5月25日(木)18:00~『ジゼル』
ジゼル:ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ)
アルベルト:イシュトヴァン・サイモン(ドレスデン・バレエ)
ミルタ:オクサーナ・カルダシュ(モスクワ音楽劇場バレエ)
ペザント: 寺田翠、大川航矢

5月26日(金)18:00~『ドン・キホーテ』
キトリ:マチルダ・フルステー(サンフランシスコ・バレエ)
バジル:オシエル・グーネオ(ミュンヘン・バレエ)
ドゥリアードの女王:オクサーナ・カルダシュ(モスクワ音楽劇場バレエ)
街の踊り子:アリーナ・カイチェワ(クレムリン・バレエ)
エスパーダ:イワン・ミハリョフ(モスクワ音楽劇場バレエ)

5月29日(月)、30日(火)18:00~『ガラ・コンサート』
ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ)
イシュトヴァン・サイモン(ドレスデン・バレエ)
マチルダ・フルステー (サンフランシスコ・バレエ)
オシエル・グーネオ(ミュンヘン・バレエ)
ドミトリー・ソボレフスキー(モスクワ音楽劇場バレエ) 
エカテリ-ナ・ボルチェンコ(ミハイロフスキー・バレエ)
セルヒオ・ベルナル (スペイン国立バレエ)
デニス・ヴィギニー(ドレスデン・バレエ)
ミハイル・ロブヒン (ボリショイ・バレエ)
クリスチーナ・アンドレーエワ、ミハイル・ティマエフ、オレグ・イヴェンコ、アマンダ・ゴメス、寺田翠、大川航矢


[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-16 17:47 | フェスティバル情報 | Comments(0)

ウファ:第21回ヌレエフ記念国際バレエ・フェスティバル

 ロシア連邦内のバシトルコスタン(バシキール共和国とも)の首都ウファで、第21回ヌレエフ記念国際バレエ・フェスティバルが5月23日~6月2日まで開催されます。今年はユーリ・グリゴローヴィチ生誕90年を記念したプログラムとのことです。


5月23日(火)19:00~『鶴の歌』
ザイトゥングリ:ギュリシナ・マヴリュカソワ(バシキール国立バレエ)
ユマグル:イリダール・マニャポフ(バシキール国立バレエ)
アルスランバイ:アルチョム・ドブロフヴァロフ(バシキール国立バレエ)

5月25日(木)19:00~『ロミオとジュリエット』
※エカテリンブルク国立バレエによる公演

5月26日(金)19:00~『白鳥の湖』
オデット/オディール:エカテリーナ・ボルチェンコ(ミハイロフスキー・バレエ)
悪の天才:セルゲイ・ビクブラトフ(バシキール国立バレエ)

5月29日(月)19:00~『エスメラルダ』
※チェリャビンスク国立バレエによる公演

5月30日(火)19:00~『バヤデルカ』
ニキヤ:アンナ・ニクーリナ(ボリショイ・バレエ)
ガムザッティ:ギュリシナ・マヴリュカソワ(バシキール国立バレエ)
ソロル:ルスラン・イスハコフ(バシキール国立バレエ)
黄金の仏像:アルテーミィ・プィジョフ(スロヴァキア国立バレエ)

6月1日(木)19:00~『海賊』
メドーラ:アンゲリーナ・カルポワ(ボリショイ・バレエ)
コンラッド:ルスラン・スクワルツォフ(ボリショイ・バレエ)
ビルバント:ルスラン・アブルハノフ(バシキール国立バレエ)

6月2日(金)19:00~『ガラ・コンサート』
ダリヤ・デムチェンコ(チェリャビンスク国立バレエ)
小池沙織(クレムリン・バレエ)
ラリサ・リュシナ(エカテリンブルク国立バレエ)
エカテリーナ・ペルヴシコワ(クレムリン・バレエ)
ローレン・ストロンジン(サンフランシスコ・バレエ)
エゴール・モトゥゾフ(クレムリン・バレエ)
アルテーミィ・プィジョフ(スロヴァキア国立バレエ)
ジョセフ・ウォルシュ(サンフランシスコ・バレエ)
ヴァレリー・ツェリシェフ(チェリャビンスク国立バレエ)



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-04-13 19:11 | フェスティバル情報 | Comments(0)

ペテルブルク:イーゴリ・コルプの『カルメン』

4月20日にサンクト・ペテルブルクにてイーゴリ・コールプの『カルメン』を目玉にしたガラ公演がありますので、概要をご紹介します。ちょうどダンス・オープンの時期と重なるので、この時期のペテルブルクは盛りだくさんです。

https://spb.kassir.ru/teatr/dk-im-gorkogo/balet-karmen_2017-04-20_1900

日時:
2017年4月20日(木) 19:00~
 
会場:
ゴーリキイ記念文化宮殿
(地下鉄<ナルフスカヤ>駅近く。市中心部から少し離れていますが、地下鉄駅のすぐ近くなので移動しやすいかと思います。)

チケット価格:
600~2500ルーブル(1200~5000円位)

演目:
『カルメン』
(アロンソ版を下敷きにしたウラジーミル・ロマノフスキー版)

『小品集』
(「雪娘」、「マジュヌーンの涙」(ニザーミーの詩「ライラーとマジュヌーン」を基にした創作バレエ)等より)

出演者:
イーゴリ・コールプ
アリーナ・ヴァーレンツェワ
アナスタシア・ロマチェンコワ
オレーシア・ガピエンコ
エカテリーナ・オダレンコ
エフゲーニヤ・シュターネワ
アンドレイ・カスヤーネンコ
デニス・モロゾフ
アレクサンドル・オマール
デニス・アリエフ

[PR]
# by jicperformingarts | 2017-03-31 21:34 | イベント・ゲスト情報 | Comments(0)

モスクワ音楽堂:ロシア・バレエのスター達

4月9日(日)19:00~、モスクワ音楽堂のスヴェトラーノフ・ホールにて『ロシア・バレエのスター達』というガラ公演が開催されますので、概要を御紹介します。モスクワ音楽堂はパヴェレツ駅の近くにあるとても近代的なホールです(古くて恐縮ですが訪問記はこちら)。

演目:
『カルメン組曲』『ボレロ』他、小品集

チケット価格:
1500~5000ルーブル(3000~10000円程度)

出演者:
オクサーナ・スコーリク(マリインスキー・バレエ)
エフゲニー・イワンチェンコ(マリインスキー・バレエ)
アンドレイ・イェルマコフ(マリインスキー・バレエ)
アレクサンドラ・イオシフィディ(マリインスキー・バレエ)
アナスタシア・ニキーチナ(マリインスキー・バレエ)
アナスタシア・ロマチェンコワ(ミハイロフスキー・バレエ)
アントン・プローム(ミハイロフスキー・バレエ)
エリカ・ミキルチチェワ(モスクワ音楽劇場バレエ)



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-03-28 06:27 | イベント・ゲスト情報 | Comments(0)

2017.02.26 モスクワ音楽劇場バレエ『白鳥の湖』カルダシュ&ミハリョフ

オクサーナ・カルダシュ
イワン・ミハリョフ

 オクサーナ・カルダシュが好きなので行ってみました。お気に入りのダンサーだからというのもあるのでしょうか、とても満足度が高い公演でした。

 カルダシュはふくらはぎなど筋肉はしっかりしており、ザハロワに代表される、しゅるんとした蔦のような造形美とはまた違いますが、鍛え抜かれたアスリート的な身体の曲線はそれはそれで美しいです。2幕(1幕2場)のアダージョでは、王子と目が合う寸前で目を逸らす一方(アダージョ後半では少し目が合うようになるのですが)、オディールの時は王子を凝視する対比が心憎いです。基本的にオデットもオディールも無表情気味なのですが、オディールの時は、笑みを浮かべる一歩手前で止めているような、全然違う印象の表情でした。第4幕では、演出の妙もあるのでしょうが、許しを乞う王子を無視して立ち去ろうとするが、見捨てきれずに戻ってきて絶望に支配されつつも許しを与えるところも、大げさな表情の演技はありませんでしたが、マイムの間も含め、味わい深さがありました。
 32回フェッテは後半はシングルのみなのでスーパーテクニックがあるわけではありませんが、第2幕のソロでは、左右対称にデヴェロッペも上がるし、ポーズ一つ一つでぴたりと止まれるポワントの強さもあり、全幕通じて技術面で目立った減点要素はありませんでした。

 イワン・ミハリョフは、スタイルの良いロシア系の中でもひときわ脚が長く、物腰穏やかな、おっとりお坊ちゃん王子の佇まいでした。
 濃ゆい演技というわけではありませんが、第2幕で、オデットを見つめ続けてもオデットが目を逸らし続けるのでしょんぼりしているあたりから、第3幕の「オデット(実はオディール)が自分を好きになってくれた!!」という素直な喜びに溢れた黑鳥のパ・ド・ドゥのソロ、そして第4幕でオデットに許しを乞う時もしつこく食い下がらず、ああ一応自分のやらかしたことの意味を理解してるんだな~と思わせる一連の流れから、好感度が高い王子でした(脱線しますが、この許しを乞う場面、群舞18羽+大きい白鳥3羽+小さい白鳥4羽=25羽から一斉に王子に拒否を突きつけるところは壮観です。この25羽の中心にあって、唯一明確な拒絶を示さないのがオデットです)。

 道化のサレル・アファナシエフはシベリア出身なのかな?という容姿です。東アジア系っぽいお顔の道化はちょっと新鮮です。バネのある跳躍だけでなく、回転からも若さがあふれる感じです。モスクワ音楽劇場はキャラクターダンサーが充実していますが、新たな逸材です。
 
 一方で、三羽の大きな白鳥、パ・ド・カトル(セルゲイエフ版等定番の演出ではパ・ド・トロワ)ではこれというソリストはいませんでした。しかし、パ・ド・カトルではいまいち地味だったセルゲイ・マヌイロフは、第3幕のマズルカでは、パートナーのスタニスラワ・アントワとともにぐいぐい前に進む疾走感がありよかったです。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-03-20 18:11 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)

HP更新記録(2017.03.18 :4月ペテルブルク公演予定

4月サンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。

 4月のサンクト・ペテルブルクの公演予定を作成しました。4月上旬は、マリインスキー国際バレエ・フェスティバルです。
 また、『イェヌーファ』や『カーチャ・カバノヴァ』をベースにしたオペラ『嵐』、『利口な女狐の物語』をベースにした『Vixen.Love』など、4月はレオシュ・ヤナーチェクの作品がペテルブルクで色々上演されるようです。1854年生・1928年没の作曲家なので、特に何かの記念年というわけでもなさそうです。ただの偶然でしょうか。



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-03-18 13:10 | HP更新記録 | Comments(0)

ベラルーシ・ボリショイ劇場:Ballet Summer at the Bolshoi

ベラルーシ・ボリショイ劇場では6月13~19日まで「Ballet Summer at the Bolshoi」というバレエ・フェスティバルを開催します。丁度、ベラルーシ査証が一部不要になるというニュースもありましたので、御紹介します。

http://bolshoibelarus.by/index.php/eng/schedule-ticket/baletnoe-leto

6月13日(火)19:00~ 『アスタナ・バレエによる公園(演目未定)』
6月14日(水)19:00~ 『アスタナ・バレエによる公園(演目未定)』
6月15日(木)19:00~ 『アスタナ・バレエによる公園(演目未定)』
6月16日(金)19:00~ 『白鳥の湖』
6月18日(日)18:00~ 『“パキータ”よりグラン・パ』『ソネット』『6DANCES』
6月19日(月)19:00~ 『ガラ・コンサート』



[PR]
# by jicperformingarts | 2017-03-18 09:34 | フェスティバル情報 | Comments(0)

2017.02.25(夜) ボリショイ・バレエ『イワン雷帝』ワシーリエフ&ヴィノグラードワ

イワン・ワシーリエフ
マリア・ヴィノグラードワ
アルチョム・アフチャレンコ

 『イワン雷帝』鑑賞2回目です。作品に関する補足は前の投稿をご覧ください。この夜公演では、イワン雷帝を当たり役にしていたユーリー・ウラジーミロフ75歳の誕生日を記念して彼が招待されており、芸術監督のワージエフからの祝辞・花束贈呈があり、その後彼の現役時代の映像をスクリーンに流してからの公演開始となりました。

 夜公演の主役はイワン・ワシーリエフ。彼なので、跳んで魅せるところでは当然観客は沸きます。演技も迫力がないわけではないのですが、全球全力フルスイングで同じ打線というか、雷帝の狂気の変遷という点では物足りないところもありました。彼の細君のヴィノグラードワがアナスタシア役ということで、きっと昼公演では観られなかった相思相愛ぶりが観られるはず!と手ぐすねを引いて待っていたのですが、今度は、観客から観た愛情表現の度合いが、アナスタシア>>>雷帝で不均衡でした。難しいですねー・・・。
 といっても完全に演技が単調だったわけではなく、二幕冒頭のパ・ド・ドゥでは、アナスタシア懐妊中なのかな?と思わせる(史実でも子供がいます)演技、そしてアナスタシアの仇を討った後、彼は本当はもう死んでもいいんだろうなー、と思わせる狂気の笑みなど、良い所もありました。
 また、体格に恵まれたダンサーというわけではないので、階段2段飛ばしの振りや、ラストの縄を絡ませる所、そしてリフトに余裕がなく、この作品の世界観の完成度に影響を与えている部分はありました。

 ヴィノグラードワは長身で現代的なモデル風というか、美人なのですが中世ロシアの姫君としては違和感がある容姿なので、雷帝が見初めるところでは、一瞬「え?意外な好み…」となったのですが、戦争からの夫の無事の帰還を祈るソロでは、伸ばした腕の先・目線の先には、ちゃんと雷帝がイメージされていたような気がします。そして重病の雷帝を看病するところでは悲痛さも伝わってきます。また、彼女は股関節がきれいに開くので跳躍に鮮やかさがあり、その後、雷帝の帰還がした後の踊りには、演技・技術と相まって素敵な晴れやかさがありました。
 ただ、やはり清純さという点では今ひとつなので、第2幕の、霊となって雷帝と踊るところでは浮遊感はありませんでした。

 クルプスキー公は夜公演もアルチョム・オフチャレンコ。昼公演は第4ヤールス(実質6階)、夜公演は第1ヤールス(実質3階)で観ていたためか、夜公演ではアフチャレンコの跳躍を観て、エレガントに高く跳ぶなあと実感しました。ただ、より近い目線で観ても演技の淡泊さは変わりませんでした。

 その他、鐘つき男達・勝利の使い達・オプリーチニキ(いわゆる雷帝の秘密警察)などのキャストもほぼ昼公演と同じでした。この作品、筋金入りのボリショイ・ファンでない限り、主要3人以外はほぼ個体識別できません。3人の心理を丹念に描くドラマと捉えればいいのでしょうが、キーマンであるクルプスキー公が薄味だったので、ドラマとしての濃密さが足りず、舞踊的なバランスの方が気になり、主要3人とそれ以外を埋める役が欲しいなあと思ってしまいました。
 あとは、映画『イワン雷帝』のためにプロコフィエフが作曲した音楽が基になっており、オリジナル音楽ではないので仕方ないことではあるのですが、甘ったるい場面では、もっと『ロミオとジュリエット』級に甘ったるい音楽が良かったです。とはいえ、一からバレエ化された作品としては、演出含めかなり緻密に作り込まれていて見応えがあります。


[PR]
# by jicperformingarts | 2017-03-09 19:02 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)


検索
リンク集
■JIC旅行センター
メインページ
■JICトピックス■~ロシア・旧ソ連の情報あれこれ~
エンターテイメントのページ

■バレエ/オペラ
ボリショイ劇場
マリインスキー劇場
モスクワ音楽劇場
ノーヴァヤ・オペラ(モスクワ)
ミハイロフスキー劇場
エカテリンブルク国立劇場
ペルミ国立劇場
ノヴォシビルスク国立劇場
タタール国立劇場(カザン国立歌劇場)
バシキール国立劇場(ウファ)
サマーラ国立劇場
チェリャビンスク国立劇場
サラトフ国立劇場
クラスノヤルスク国立劇場
ボロネジ国立劇場
ニジニ・ノヴゴロド国立劇場
ロストフ国立音楽劇場
アストラハン国立劇場
チュバシ国立劇場
オムスク国立音楽劇場
国立ブリャート歌舞劇場
コミ共和国国立劇場(スィクティフカル)

カザフスタン国立オペラ劇場
アルメニア国立オペラ劇場
リヴィヴ国立オペラ劇場(ウクライナ)

エルミタージュ・バレエ
クレムリン・バレエ
モスクワ・シティ・バレエ
エイフマン・バレエ
タッチキン・バレエ
ヤコブソン・バレエ(サンクト・ペテルブルク・アカデミー・バレエ)
パンフィーロフ・バレエ

■コンサート
モスクワ音楽堂
チャイコフスキー記念モスクワ・コンセルヴァトーリア
チャイコフスキー記念コンサート・ホール(*Moscow Philharmonic Society)
ボリショイ・ザール(*マールイ・ザールと共通)

■その他(編集中)
サンクト・ペテルブルク国立児童音楽劇場
アレクサンドリンスキー劇場
マールイ・ドラマ劇場
ヴォルコフ・ドラマ劇場(ヤロスラヴリ)

タグ
Twitter
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧