ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
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12/25  ボリショイ・ドラマ劇場 「赤のジゼル」 (エイフマン・バレエ)

      バレリーナ/エカテリーナ・コザチェンコ
      バレエ教師/オレグ・マルコフ
      パートナー/アレクセイ・トゥルコ


 日本でのツアーはもう長いこと行われていませんが、世界でも非常に評価が高いロシア・のモダンバレエ・カンパニー「エイフマン・バレエ」の公演です。この作品はオリガ・スペシフツォワの生き様にインスパイアされて作られたそうです。
 大雑把なあらすじとしては、「将来を嘱望されたとある共産圏の若手バレリーナが、西側からやってきたパートナーに恋をして、恩師さえ捨てて亡命して彼を追いかけて来たものの、彼には既に恋人がいて(しかも男)全てが行きづまって絶望した彼女はついに気が狂ってしまう」という陳腐でさえあるものですが、エイフマンはこういう汎用性のある筋書きを大迫力で魅せるのが上手いです。エイフマン作品のどこが好きかというと、1幕より2幕のほうが盛り上がり、そしてエンディングがいつも面白いところ。この作品のラストは姿見を7枚使った演出で、バレリーナの意識が深いところに沈んでいくさまを表現していて印象的でした。
 その他全体の演出について触れますと、「ジゼル」とは言っても、音楽は最後の夜明けの鐘がなる場面以外はまったく別の曲を使用していましたし、衣装も「赤」にこだわりすぎるところもなくて、安っぽい感じは全くしません。古典バレエ「ジゼル」の劇中劇のシーンは、どこまでが現実でどこからが空想の世界なのかはハッキリわかりませんでしたが、漂う禍々しさはまさしく狂気の世界です。
 そんな作品を踊りこなしているカンパニーですが、ソリストに関しては多少作品負けしていた印象。コザチェンコはクラシックもちゃんと踊れるところがいいですが、この人本来の持つ輝き!というのはあまり感じられませんでした。男性陣もさすがのカッコよさなのですが、このバレエ団の看板ソリストの踊りを知ってしまった後では、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
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by jicperformingarts | 2007-12-25 19:00 | 公演の感想(バレエ)
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