ロシア:劇場のしおり


旧ブログ名:『サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記』■サンクト・ペテルブルクやモスクワを中心に、ロシア各都市の劇場トピックスなどをご紹介しているJIC旅行センターのブログです。
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2017.6.24(昼)ボリショイ・バレエ『椿姫』オブラスツォーワ&アフチャレンコ

エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
アルチョム・アフチャレンコ

 ノイマイヤーの『椿姫』です。第1幕までは結構いいかも…と思いながら観ていたのですが、第2幕以降はあまり盛り上がれませんでした。
 オブラスツォーワのマルグリットは、上流階級紳士の鼻毛を抜くのが上手そうというか、「彼女は僕の天使だ」と勘違いさせる手腕が比類なさそうなコケットリーです。ただ、第一幕の劇中劇の時点で「私にもデグリューのような人が現れないかしら」という感じだったりと、女一人で生きてきたプライドはあまり感じません。きめ細やかな演技を目指しているのは伝わってくるのですが、時折人物造形に一貫性がないような?と感じるところもちらほらありました。

 アフチャレンコは、純愛の勢いそのまま突っ走る第一幕までは良かったのですが、第3幕でマルグリットを辱める暴挙にでるまでの心理描写に説得力があったかというと…。テクニック的にはアフチャレンコなのでもちろん素晴らしいですが、この端正さが今回は仇になったような気もします。

「マノン・レスコー」の劇中劇として度々登場するマノン役はアンゲリーナ・カルポワ、デ・グリュー役がアルチョーミィ・ベリャコフ。二人とも美しいですが、マルグリットのモノローグを補完する存在としては機能していなくて残念です。
 アルマンの父親役はアンドレイ・メルクリエフ。歩き方からしておじいちゃんで芸が細かいです。オブラスツォーワの、アルマンへの愛を訴えかけるところに切迫感がなく、え、これでアルマン父は心を動かされるの??となってしまい、感動し損ねました。

 個人的には夜公演の方が気に入ったので、夜公演の方の感想を丁寧に書きます…。



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by jicperformingarts | 2017-07-05 19:35 | 公演の感想(バレエ) | Comments(0)
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