ロシア:劇場のしおり |
by jicperformingarts
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タタールの民話をもとにしたバレエです。以前タタール国立バレエで観たことがあり、もう一度観たいと思っていたので、念願かなって満足です。全体に、マリインスキー劇場の方が衣装の色彩が鮮やかで、群舞の人数も多いので華やかですが、村の装置などはタタール国立バレエとよく似ており、当時の記憶がよみがえってきました。でも、マリインスキー劇場版の、「だったん人の踊り」風の、男性の帽子はいただけない(笑)
シュユンビケを踊ったのはエレーナ・エフセーエワ。以前ミハイロフスキー・バレエ(レニングラード国立バレエ)に在籍していたので、ご存じの方も多いと思いますが、見れば見るほど別人のようです。本人としては、しっとり悩める系を目指しているのでしょうか。でも、踊りそのものにはあまりたおやかさはなく、跳躍も、いきおいよく前方に脚を振り上げていました。終盤の、幸せいっぱいに村人に祝福されて踊る場面のイキイキした表情をみると、この人には、楽しそうに華やかに踊っていてほしいとおもいます。 ブィルティールは、アンドレイ・イェルマコフ。ちょこっとしたソロではよく見ていましたが、こうして主役でみると悪くないじゃーないですか!と一人客席で盛り上がっていました。「タタール人=なんとなく強そう」のロシア人のステレオタイプにのっとり、見せ場が多い役だったからというのもあるかもしれません。 森にすむ魔物・シュラレーはアレクサンドル・セルゲイエフが踊りました。悪魔と言ってもひょうきんなところもある役なので、彼独特の軽快な踊りがぴったりです。床にスライディングするようにはけていく(舞台から退場する)動きが多いのですが、それが人外の存在であることの表現なのでしょうか。
by jicperformingarts
| 2012-09-30 00:46
| 公演の感想(バレエ)
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